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はじめてのアコムの「はてじめ」

はじめてのアコムの「はてじめ」について

はじめてのアコム♪というCMは、もはや同社のキャッチコピーとして定着しています。

確か最初にこのコピーを使ったのはプロミスだったはずですが・・・。

まぁ、その話しはおいておくとして、この「はじめて」の意味わかりますか?

この「はじめて」というのは、実は大手と中堅その他の会社では意味合いが違います。

CMに登場するような大手の消費者金融業者の場合は、まぎれもなくこの「はじめて」というのは、消費者金融からお金を借りるのがはじめての人、つまり、消費者金融未経験者を指しています。

しかし、その他の中小会社の場合の「はじめて」というのは、これとは意味が違います。

実はこれは、その会社を利用するのがはじめての人を指しています。つまり、他の金融機関に借金があってもその会社からは借りていないという経験者のことです。

なぜ、このように違いがあると思いますか?

これは、消費者金融の業界というのは、大手の会社から中小の会社までお客を通じてつながっているからなんですね。

“自転車操業”ってことばを聞いたことがあると思いますが、まさに、これがその典型例です。

最初に借りたところのお金を返すために、次の会社からお金を借りる、また次に借りたところの返済のために別の会社から借りる・・・というまさに悪循環そのものです。

借金の一番よくない例ですが、非常に多いパターンでもあります。

この流れの中では、川下に行くに従って業者側が取りっぱぐれる可能性が高くなっていくのはわかりますよね。

反対に、川上にいる業者はほとんど取りっぱぐれることがないわけですが、ここに大手業者がいるわけです。

はじめて消費者金融を利用する人が、名前も聞いたことがないような会社からお金を借りたりすると思いますか?普通しませんよね?CM等で知っている会社だって、なんとなくためらいがあるものじゃないですか。

中小業者のほうだって、消費者金融未経験者の人がいきなり借りたいってきたらまずあやしいと思うんですよ。何でこの人大手で借りないの?もしかして何か事情があるんじゃないのって。

なので、この流れはやっぱり大手から始まるんですね。

で、大手はとにかくこの流れの川上にいることができれば、返済は約束されたようなものですから、とにかくこの「はじめて」の人を最重要視しているんですね。

当然、中小業者だって、少しでもこの順番の上にきたいと思っているのはいうまでもありませんが。

まぁ、利用者もはじめてのときは、「どこの会社から借りようか?」とか考えるようですけど、この流れの下にいくに従って、「どこなら貸してもらえるか?」「いくらなら借りられるのか?」というような思考回路に変わっていくようですから、くれぐれも借りる際には“自転車操業”にならないように気をつけましょうね。

まさに、“ご利用は計画的に”ですね。

関連トピック
延滞した場合について

必ず自分から電話を1本入れましょう。

うっかり忘れてしまった場合はその日のうちに、また事前にわかっている場合は事前に連絡を入れましょう。

これによって、延滞をしてしまった事実が取り消されることは絶対にありませんが、この利用者は大丈夫という信用を消費者金融側に与えることができます。

たったこれだけのことですが、こうしたことの積み重ねがひいては実績につながり、今後の利用にも大きな影響を与えますのでぜひ実行してくださいね。

また、たとえうっかり忘れであっても、これが日常茶飯事になると利用限度額の減額につながっていきますので注意しましょう。

一度減額されると、どんなにがんばってもその後増額されることはまずありませんので・・・。

ちなみに、消費者金融(キャッシング)業界の延滞は、クレジットカード会社よりは甘いといわれています。

クレジットカード会社の場合には、1日でも延滞すると、ほぼ確実に翌日には督促電話が入るはずです。

それに対するペナルティも、キャッシングの利用が停止されたり、ショッピングの利用が停止されたりすることが多いです。

最後に、延滞した場合には、遅延損害金といういわゆる罰金をしはらわなければなりませんが、これも法律で、利息制限法の法定金利15〜20%の1.46倍以内と決められています。

もし、それ以上の延滞金を請求された場合には違法ですので、チェックしてみるとよいでしょう。

また、消費者金融によっては、1度でも延滞すると、その後すべての返済が終わるまでずっと遅延損害金の年率(通常の1.46倍以内)で利息計算するところもあるようなので、これは契約前によく確認しておきましょう。


延滞した場合
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